
近年の日本の夏は昼夜を問わず危険な暑さとなっていますが、みなさん体調は崩していませんか?
この暑さで特に注意したいのは、熱中症です。
総務省が2008年から毎年公表している熱中症による年間救急搬送状況によると、2021年から熱中症で救急搬送された人の数は増加傾向にあります。
参考:
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf
そして意外なことに、熱中症の発生頻度が最も高い場所は、”みなさんが住むおうち”です。
「今まで家での熱中症対策は考えたことがなかった」
「普段室内で過ごすことが多い」
という方は、この記事を読んで室内熱中症の予防を心がけましょう!
今回は、室内熱中症の原因やその対策、そして室内熱中症の予防に便利なアイテムについてご紹介します。
熱中症について
本当は熱中症になっているのに無理をしてしまったり、室内だから大丈夫だと思い込んでいたりしませんか?
夏になればだれもが耳にする熱中症ですが、その具体的な症状や発生場所については知らない方も多いのではないでしょうか。
自分たちの身を守るためにも、まずは熱中症について理解を深めましょう。
熱中症とは?
厚生労働省によると、
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症で死亡してしまうケースもありますが、実際、2023年に熱中症で亡くなった方は1,000人を超えています。
また、そのうちの86.3%は65歳以上の方のようです。
参考:nenrei.pdf (mhlw.go.jp)
熱中症の具体的な症状
MEDLEY(医療辞典)によると、熱中症の症状はその重さによって3種類に分けられます。
- I度(軽度)
- めまい
- 筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)
- II度(中等度)
- 頭痛
- 気分の不快(吐き気、嘔吐)
- 全身のだるさ
- III度(重症)
- 意識障害
- 全身のけいれん
- 活動性の低下
- 高体温
これらの症状になる前に対策するのが一番ですが、もしこれらに当てはまったら、すぐに治療を始めて重症化を防ぎましょう。
熱中症の発生場所
公園で遊んでいるときやスポーツ観戦をしているときなど、屋外で活動しているときを想像する方が多いのではないでしょうか。
総務省が公表している発生場所別の救急搬送状況は以下の通りです。
令和5年の発生場所別熱中症による救急搬送状況(%:全体に占める割合)

参考:heatstroke_nenpou_r5.pdf (fdma.go.jp)
実は、屋外で活動しているときよりも、屋内、特に”住居”で熱中症になって救急搬送されていることが多いのです。
室内の熱中症対策を十分にできていなかったり、自宅の庭やベランダだからといって熱中症に対する意識が低下したりしている可能性が考えられます。
たとえ室内にいても、それが自分のおうちだったとしても、絶対に安心とはいえません。
近年では、このことを端的に「室内熱中症」という言葉で表現することも増えてきました。
室内にいても油断は禁物!室内熱中症はなぜ起こる?
意外にも住居で熱中症になることが多いと分かりましたが、なぜ室内で熱中症が起こるのでしょうか。
日本気象協会によると、室内熱中症が起こる理由は、屋外での発生原因と同じで主に3つあります。
環境:室温や湿度の高さ、風通しの悪さ
からだ:乳幼児や高齢者、体調不良
行動:長時間の作業、水分補給できない状況
これらが重なると、熱中症になってしまう可能性が高まります。
例えば、屋外での活動後に室内で適切に体を冷やせず熱中症になってしまったり、冷房を使用せず寝ている間に熱中症になってしまったりといったケースがあるようです。
上記の3つの原因が重なれば、熱中症になる可能性は高まり、最悪死に至る場合もあります。
室内熱中症の対策とは?
では、室内での熱中症はどのように予防すればよいのでしょうか。
日本気象協会は、対策における6つのポイントを示しています。
1つずつ確認してみましょう。
こまめな水分補給や適度な塩分補給や休憩
屋外にいるときと比べると、のどの乾きや疲れを感じにくいですが、こまめに水分をとったり、休憩の時間をしっかり確保したりすることが大切です。
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠で生活リズムを整える
睡眠不足や体調不良、栄養不足のときにも熱中症になる可能性は高まるため、生活リズムを整えることや、丈夫な体づくりが大切です。
適度な運動や湯船での入浴で体を暑さに慣れさせる
急な暑さに体が対応できずに熱中症になってしまうことは少なくありません。
水分補給や塩分補給を意識しながら、体に暑さを慣れさせるように心がけましょう。
自分も家族も熱中症になるかもしれないとお互いに気にかける
上記でもご紹介しましたが、熱中症で亡くなってしまった方の8割以上が65歳以上の方というデータがあります。
体が冷えすぎるからといってエアコンを使いたがらない高齢者の方も多くいらっしゃいますね。適切な環境かどうかを周囲にいる人に確認し、はやめに調整することが大切です。
「エアコンなどを使って室温を適切に保っているか」や「こまめに水分補給をしているか」などを、お互いに確認しましょう!
温度と湿度を気にする
室温が高いときはもちろん、湿度が高いときも熱中症の注意が必要です。
立地や日当たり状況によって、家や部屋ごとに室温や湿度は異なります。
温度計・湿度計・熱中症計を使用して、いま自分のいる部屋の温湿度を気にかけるようにしましょう。
室温を適切に保つ
たとえエアコンをつけていたとしても、室内の温度管理や湿度調整が適切でないと体調を崩してしまう可能性があります。そのため、扇風機やエアコンを使用して、室温を適度に下げることが大切です。
過ごす部屋の窓の方角にも注意し、遮光遮熱機能のあるカーテンやシェード、すだれやよしずなども活用して、適切な室温を保ち、熱中症になりにくい環境を整えましょう。
エアコンの適切な使い方とは?
室内熱中症の対策の中でも難しいのは、室温や湿度の管理です。
適切に調整できていなければ、いくら注意していても体調を崩してしまうことはあります。
意識してエアコンを使っていた方も、熱中症対策として適切な使い方について改めて確認しましょう。
エアコン使用時の室温「28℃」を目安に、適切な温度を保つ
適切な温度としてよく知られている”28℃”ですが、これはエアコンの設定温度ではなく、室温です。
「28℃を上回ると熱中症の危険度が増す」という意味で使われています。
無理に28℃を維持するのではなく、28℃を超えないように、体感温度に合わせた空調調節を行いましょう。
室温を下げすぎない
室温が24℃を下回ると外の気温との気温差が大きくなるため、部屋を出入りする際に逆に体の負担になってしまいます。
冷房病と呼ばれるような状態にならないよう、室内を冷やしすぎないようにしましょう。
室内に温度むらが生じたら空気を循環させる
部屋の構造とエアコンの設置向きなどによっては、エアコンを使っていても室温にむらが生じる場合があるので、ご自身の近くの温度計で室温を確認しましょう。
室内に温度むらが生じたら、エアコンのルーバーを動かしたり、扇風機を使って室内の空気を循環させましょう。
エアコンの冷気流に直接当たらないようにする
エアコンの冷気が直接体に当たり続けると過度に冷えてしまうので、風向きを調整してみてください。
また、暑く感じるときにはエアコンの風量を強くしたり、扇風機を一緒に使ったりすることで、同じ温度でもより涼しく感じることができます。
風が気になる場合は、扇風機の風を壁や天井に当てて、跳ね返った気流を利用すると風がやわらかくなります。
エアコンのフィルター掃除は2週間に1回
エアコンの機能が低下するのを防ぐために、2週間に1回を目安にフィルター掃除を行いましょう。
実は、フィルターが清潔だと、冷房時でおよそ4%、暖房時でおよそ6%の消費電力が節減できるといわれています。
経済面でのメリットもあるので、ぜひやってみてください!
参考:heatillness_manual_3-1.pdf (env.go.jp)
室内の温湿度をチェックするのに便利なアイテム”Nature Remo”
ここまで室内熱中症のことや、熱中症を防ぐためのエアコンの使い方についてくわしくご紹介しましたが、新しい発見はありましたか?
最後にもうひとつ、熱中症予防のために室内の温湿度をチェックできる便利アイテムとして、スマートリモコン「Nature Remo」(ネイチャーリモ)をご紹介したいと思います!
スマートリモコン「Nature Remo」とは、お持ちの家電をスマートフォンで操作できる進化したリモコンです。
温度センサーや湿度センサーを搭載しているNature Remoでは、そのセンサーを活用して温度と湿度を確認したり、エアコンの自動制御をしたりすることができます。
*温度/湿度センサーの両方を搭載しているのはNature Remo 3とNature Remo Lapisのみです。
オートメーション機能を活用した室温管理

Nature Remoのオートメーション機能とは、設定した日時や、スマートフォンの位置情報、Nature Remoのセンサーを条件に自動的に家電を操作する機能です。
たとえばこの機能を使って「室温が29℃以上になったら、冷房ON(28℃・風量1・上下風向auto・左右風向auto)」と設定すると、エアコンの適切な使い方として紹介した「28℃を目安に室温を保つ」と「冷気流を直接体に当て続けない」の2つを自動制御することができますね。
Nature Remoを既にお持ちの方は、以下のボタンから作成できますのでお試しください。
*Nature Homeアプリがインストールされていない場合、インストール画面に移行します。
*紹介しているオートメーションは、温度センサーを使ったオートメーションです。そのため、Nature Remo mini 2、Nature Remo mini 2 Premium、Nature Remo 3、Nature Remo Lapisでご利用いただけます。Nature Remo nanoではご利用いただけません。ご了承ください。
スマートスピーカーとNature Remoで簡単操作

「暑い」と感じるたびにエアコンの風量や温度を調節するのが面倒に感じることはありませんか?
しかし、そのまま変更せず、暑いままにしていれば、エアコンをつけていたとしても体調を崩してしまう可能性もあります。
そんなときにスマートスピーカーとNature Remoがあれば、「エアコンを〇℃にして」などと声をかけるだけですぐに調整ができるようになります!
詳細は以下のブログをご覧ください。
さらに、”赤外線対応の扇風機”も操作可能なので、暑いと感じたらエアコンの温度を上げる前にスマートスピーカーに声をかけて扇風機をONにすることもできます。
Nature Remo Lapisの熱中症アラート

熱中症を予防するために参考になる指標の1つとして、「暑さ指数(WBGT)」が有名です。
暑さ指数は、労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。
この暑さ指数を温度センサーと湿度センサーから算定し、熱中症危険レベルが高くなったときにアラートを通知する機能がNature Remo Lapisの「熱中症アラート」です。
Nature Remoに関する注意事項
Nature Remoは医療機器ではなく、熱中症アラートは熱中症の予防・対策を直接行う機能ではありません。あくまでも補助的なツールとしてご利用ください。熱中症の診断や予防、対策は専門家にご相談ください。
また、すぐに駆けつけられない場所で、かつ生命に重大な損失を与える可能性のある場所でのご利用はお控えください。
ご使用の際は、改めて下記の制限を十分にご理解いただき、安全にご利用ください。
- Wi-Fi環境などネットワークの要因により、Nature Remoがインターネットに接続できない場合など、エアコンを操作できなかったり、熱中症アラートが通知されない可能性がございます。
- スマートフォンの設定などの要因により、オートメーションの通知やアラートの送信に遅延が生じたり、通知されない可能性があります。
まとめ
今回は、室内熱中症のことやNature Remoを活用した熱中症対策についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
室内での熱中症対策なんて面倒でできないという方やリモコンの操作を自動化したいという方は、ぜひNature Remoの活用も検討してみてください。
近年の夏は非常に危険な暑さとなっています。
屋外・屋内を問わず、熱中症対策は欠かさずに行っていきましょう。



