
まだまだ寒い日々が続いていますね。
最近はステイホームによるリモートワークなど、自宅にこもりっきりという方も多いですよね。
家にいる時間が長いほど、暖房の使用時間も増え、暖房を効かせたいから部屋の窓は1日中閉め切ったまま。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、部屋の空気の衛生状態を保つため、また自宅の作業環境を快適にするための、「換気」についての情報をシェアします。ご自宅の空気環境を見直して、健康やお仕事のお役に立てればと思います。
なぜ換気が必要?
そもそもなぜ換気が重要なのか?
ダイキン*のサイトでは、換気の目的について以下のように述べられています。
①汚染物質を部屋の外に出したり、薄めたりするため
②なにもしないと汚れた空気が部屋にたまってしまうため
上手な換気の方法 | 空気とくらし | 空気で答えを出す会社 | ダイキン工業株式会社
換気をする理由について、日常では「空気がこもるから」「なんとなく不快だから」というざっくりとした理由で片付けられることが多いと思いますが、換気が私たちの健康に影響しているという点に注意しなければなりません。
エアコンで外の空気を取り入れていれば換気は不要なのでは?と考えていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、一般的なエアコンは室内の空気を取り入れて放出しているだけなので、室内の空気の二酸化炭素やウイルスを排出したり、外気の酸素を取り入れたりすることはできません。
つまり、良い空気環境を保つためには換気が必要なこと、エアコンでは換気の代替にはならないということが前提です。
また、空気中の二酸化炭素が増加することは、仕事の生産性の低下にもつながります。
ハーバード大学のジョゼフ G. アレン氏らの実験では以下のことが明らかになったそうです。
より良い空気を吸うと、研究参加者たちの意思決定パフォーマンスが著しく改善することが明らかになった。換気率を高め、化学物質の濃度を下げ、二酸化炭素の濃度を低くした環境の中で働いていた時には、9つの認知機能領域にわたって、テストの得点が高くなったのだ。テスト結果が最大の改善を示したのは、いかに情報を使って戦略的決定をするかを試す分野と、危機の最中にいかに計画を立てて覚悟を決め、戦略を練るかを試す分野だった。
オフィスの空気が淀んでいると仕事の生産性が低下する | DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
リモートワークで、換気が疎かになっているという方は注意してみてください。家では集中できない、眠いと感じる方は、それは空気のせいかもしれません。仕事の生産性の向上のためにも、こまめな換気を試してみてはいかがでしょうか?
ここまでをまとめると、換気は、ウイルスや健康への悪影響の予防、日常のパフォーマンスの向上という2つの観点から、非常に重要だといえるでしょう。
換気のためのオートメーション
換気をしなければならいとはいっても、やはり寒いので窓や扉を開けたくない気持ちがありますよね。
でも、換気のタイミングを工夫すれば大丈夫です。
しばらく暖房を運転して、お部屋の温度を高めておけば、換気しても室温が大きく下がるということはありません。
冬場の換気には、Nature Remoのオートメーションをぜひご活用ください。


外出していて帰宅する時には、「到着」のトリガーを使って帰宅前にエアコンをオンにしておけば、帰宅後にすぐ換気をしても部屋は温かいままです。朝にこもった空気を入れ替えたいという場合でも、「日時」のトリガーで起床前にエアコンをオンにしておけば部屋を温めておくことができます。
上記のようなオートメーションを普段からお使いの方は多いと思いますが、その利点を生かしてぜひこまめな換気を行ってください。
室内の汚染物質を除去する方法としては、空気清浄機も活用できます。

帰宅前に空気清浄機を運転して部屋の空気をきれいにしておきたい。という場合には、同様に「到着」のトリガーを使ったオートメーションがおすすめです。
また、これからの花粉シーズンには、帰宅時や換気によって部屋に入る花粉が床に落ちて溜まる前に、空気清浄機で除去してしまうという対策方法もあります。Nature Remoのオートメーションを用いて、空気清浄機を効果的に使用してください。
今回は「換気」についての情報をシェアさせていただきました。
コロナウイルスの流行の収束まで、快適な在宅環境を整えて乗り越えていきましょう。