Google HomeのConversation ActionsとDirect Actionsの違い

2023年5月追記:2023年6月より、Conversation Actionsが使用いただけなくなります。詳しくは下記をご覧ください。

Google Homeユーザーの方は、Google HomeのConversation ActionsとDirect Actionsの2種類があって混乱している方が少なくないかと思います。

そこで、今回はこの2種類の違いを機能面やその役割、そして連携方法からも整理したいと思います。

結果的には、Direct Actionsによる連携がオススメです。それでは、ご覧ください。

Google Nest HubとGoogle Home

1.2つの連携方法がある理由

Nature RemoをGoogle Homeと連携する際には、Conversation ActionsとDirect Actionsの2種類の連携方法が利用可能です。

そもそも2つの連携方法があるのは、それぞれの連携方法で使っている機能が違うためです。

Conversation Actionsは当社が独自で実装したカスタム機能を利用する方法で、Direct Actionsは、Googleアシスタントが用意しているスマートホーム機能を利用する連携方法です。

より噛み砕いて表現すると、Conversation Actionsは当社がつくったもの、Direct ActionsはGoogle社がつくったもの、というシンプルな認識で良いかと思います。

両企業がそれぞれの機能を作成したのは、初期の事情が関係しています。

Nature RemoとGoogle Homeが連携された初期の頃は、Direct AcitonsがConversations Actionsと比較すると機能数が十分ではありませんでした。

そのため、Direct Actionsのカバーしていない機能を補完するものとしてConversation Actionsが用意され、ユーザーはこの2つの機能を組み合わせることで快適なNature Remoライフを実現していました。

2.Conversation ActionsとDirect Actionsの機能の違いとは?

さて、2つの機能がなぜあるのかということが分かったところで、早速その機能の違いを整理していこうと思います。

まず大前提として、Direct Actionsは制限なく何台でも操作可能である一方で、Conversation Actionsが操作可能な家電数はエアコン・テレビ・照明のそれぞれ1台ずつのみになります。

2つの連携方法のそれぞれの機能とコマンドは下記のようになります。

見ての通り、「Ok Google ネイチャーリモを使って、〇〇して」のように指示が長いのが少し面倒です。

元々は、Conversation Actionsの方がきわめて機能が充実していたのですが、現在(2019年6月21日)の仕様では、機能差はテレビのチャンネル変更と音量調整のみになっています。

確かに、Conversation Actionsにおいてもルーティン機能を使えば、この長い音声コマンドを短く設定することもできますが、改めてその設定をする必要があるのは面倒でしょう。

そのため、設定が簡単かつコマンドも簡単なDirect Actionsで機能差が縮まってきた以上、Direct Actionsの利便性が大いに高まってきていると言えるので、Direct Actionsによる連携をオススメしてます!

表.png

3.Conversation ActionsとDirect Actionsの連携方法の違いとは?

これまで2種類の連携について説明してきましたが、早速この2つの連携方法についてそれぞれ簡単に説明したいと思います。

最初にDirect Actionsで連携し、その後Conversation Actionsで連携するのがおすすめの連携手順です。

Direct Actionsは、以下の手順で設定することができます。

1.Google Homeアプリから左下にある家のマークの画面に移動します。

2.Google Homeアプリホーム上の「追加」を選択します。

3.「セットアップ済みデバイスのリンク」と書かれたところをタップします。

4.Nature Remo Smart Homeを検索します。

この設定が終わったあと、Google Homeに「OK Google、ネイチャーリモに繋いで」と話しかけるだけでConversation Actionsの連携も可能となります。

詳しくは下記弊社記事を参照してください。

4.Conversation ActionsとDirect Actionsの違いまとめ

Conversation ActionsとDirect Actionsという連携方法の機能面やその役割、そして連携方法による違いを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

元々はConversation ActionsとDirect Actionsの機能差が大きかった。

ですが、最近はDirect Actionsの機能がどんどん増えていき、現在(2019年6月20日)ではテレビの音量調整とチャンネル変更のみになっています。

また、Conversation Actionsが操作可能な家電数はエアコン・テレビ・照明のそれぞれ1台ずつのみです。

音声コマンドも「OK Google、ネイチャーリモを使って〇〇」というように長くて面倒になっています。

そのため、テレビの音量調整やチャンネル変更をどうしても声でやりたいという方以外はDirect Actionsを活用することをオススメします。