2011年3月、東南アジアの僻地にある炭鉱を小型セスナ機で訪問した。そこで空から見た景色は今でも鮮明に記憶している。大自然の中にひっそりとたたずむ小さな街並み、その横にある地面を剥ぎ取ったような石炭鉱山の情景。想像を超える巨大な掘削・輸送機、炭鉱の現場で巨大な機材と奮闘する炭鉱夫。その景色を見た時に大きな違和感を感じたのをよく覚えている。ホテルに戻ると福島原発事故のニュースが届いた。当たり前のように使っていた電気、それを支えてきた中央集権的な原子力発電や石炭火力発電の歪みを目の当たりにして、分散化電源の普及を支える事業を立ち上げたいと思った(Founder and CEO / 塩出 晴海)。

Natureのビジョンは、自然と社会の調和です。インターネットとセンサー技術を活用し、分散型電源を普及させ、エネルギーを自給自足出来る未来を創造します。化石燃料が乏しい日本において、ピーク時に活用できる電力供給源の代替としてバーチャルパワープラント(多数の小規模な発電所や、電力の需要抑制システムをひとつの発電所のようにまとめて制御を行うこと)が期待されており、昨年度から、関西電力等の13社とバーチャルパワープラントの実証実験の補助事業に参加しています。